エアコンの電気代節約のために その1、室外機のルーバーをプラダンでDIY

DIY

エアコンの電気代節約は風向きがカギ

もう夏も終わりですね。

今年の夏もエアコンに頼りっぱなしの生活でした。

もうすぐ10月ですが、日によってはまだ暑い日があり、エアコンにももう少しがっばって欲しいところではあります。

エアコンを使う上で一番気になるのが電気代。

電気代を少しでも節約するための大切な要素の一つが室外機の風です。

ベランダに室外機がある場合など、すぐ目の前に壁や物があると室外機から出た暖かい風が滞留してしまい、部屋を冷やすためにより多くのエネルギーを消費してしまいます。

その結果、より多く電気代がかかってしまうのです。

今回はエアコンの室外機から出る風を上に逃がすための「ルーバー」をホームセンターで買ったプラダンと100均グッズを組み合わせてDIYしたいと思います。

どんな材料が必要?かかった費用はいくら?

まずはプラダンをカインズホームで買ってきました。

ちなみにプラダンとはプラスチック製のダンボールのことです

折りたたみプラダンボード:税込み348円

縦91㎝、横幅182㎝のプラダンが折りたたまれた状態で売られている商品です。

縦91㎝、横幅37.5㎝のプラダンが蛇腹状に5枚連なっているという説明のほうがわかりやすいでしょうか。

厚さが2.5㎜という薄さなので、他の1枚で売られているプラダンより耐久性は劣りますが、今回は「室外機の前に置いて風の向きを変えるだけ」という耐久性を必要としない用途なのと、買って持ち帰るのに運びやすいという観点からこの商品を選びました。

次に、ダイソーで買ったマグネットフックと結束バンド

マグネットフック:税込み110円

結束バンド:税込み110円

加工したプラダン同士を結束バンドで固定してマグネットフックで室外機に取り付けます。

全部で合計 568円 でした。

このほかにもプラダンを加工するための道具としてカッターとハサミが必要です。

まずは室外機の寸法測定から

まずは室外機の風が出る部分を測って、おおよそどの程度大きいルーバーが必要なのかをイメージします。

私の使っている室外機は送風口がだいたい高さ50㎝、横幅40cmくらいでした。

あくまでも吹き出す風の向きを変えるのが目的なのでぴったりの大きさにしようと思わず、材料の大きさと相談しながら気楽に作りましょう。

いよいよ製作、プラダン加工

まずはプラダンを折り目に沿ってカッターで切ります。

注意:刃物を扱う時はケガをしないように細心の注意を払い、作業用グローブを着用するなど安全対策をしっかりして作業しましょう!
床が傷つかないようダンボールを敷くのもおすすめです。
また、日中に外で作業するのは熱中症の危険があるため、室内で作業するか日が落ちて涼しくなってきた時間帯に作業するといいですよ。

折りたたんである5枚のプラダンのうち2枚を切り離すと、縦91㎝、横幅37.5㎝のプラダンが2枚出来上がります。

今回ルーバー製作には、この2枚だけ使用します。

このままだと縦長すぎるのでさらに両方とも半分に切ります。

これで縦45.5㎝、横幅37.5㎝のプラダンが4枚出来上がりました。

イメージとしてはこんな感じです。

イメージ通りにプラダンをどんどん切っていきましょう。

切り終わったら、加工した部品を組み合わせるためにプラダンにカッターで穴をあけます。

実際に当てながらどのくらいの角度で固定するかイメージしながら穴をあけていきます。

縦部品の上側
縦部品の下側
横部品の上側
横部品の下側

大体こんな感じで4枚分のパーツをあてながら穴をあけていきます

穴をあけたら縦部品だけすべての穴の横にもう1個穴をあけます。

イメージとしては縦の部品には2つ穴をあけて、横の部品には1つ穴をあける感じです。

なぜ縦の部品だけ穴を2つ開けるかというと、穴に通した結束バンドを折り返して固定したいからです。

こんな感じで縦の部品に結束バンドを通します。

そしてそのまま横の部品の穴に通して固定します。

結束バンドを通すとき、一つずつきっちり締めると倒れて折れ曲がってしまう恐れがあります。

まずは全部の結束バンドをゆるくつけてから、最後に締めるといいと思います。

結束バンドをゆるくつけておけば倒れてしまっても安心

ゆるかった結束バンドを

締めました。

あとはこれを室外機の前にマグネットフックを使って固定するだけです。

完成したルーバーを実際に置いて、ちょうどいい位置にフックを調整します。

適当に買ったマグネットフックがたまたまプラダンを挟み込むいい形状になっていました。

この辺がいいかなと思ったらプラダンに穴をあけて結束バンドで固定します。

これで完成です。

かかった費用はたったの568円、安い素材で簡単にルーバーを作ることができました。

これで室外機から出た熱い風も上を向いて旅立ってくれることでしょう。

マグネットで固定してあるので簡単に取り外しができるのもいいポイントだと思います。

製作するうえでの注意点

必ず最初に吹き出し口の寸法を測りましょう

私は今回ルーバーを製作するうえで、最初にどのくらいの大きさが必要か測った後、プラダンの加工に取り掛かりました。

完成した後、もう一つの室外機用に余ったプラダンでもう1個ルーバーを製作したら、全く大きさが合わなかったのです。

室外機はエアコンの機種によって吹き出し口の大きさが異なるため、必ずその室外機に合う大きさにプラダンを加工してルーバーを組み立てましょう。

刃物を使う時はケガをしないよう細心の注意を払いましょう

プラダンは加工しやすいですが、それなりに力を入れて切らないといけないので思わぬケガをしてしまう危険性があります。

作業用グローブを着用したり、床を傷つけないようにダンボールを敷いたりして、しっかり準備をすることをおすすめします。

外で作業するときは熱中症に気を付けましょう

太陽の光が当たる日中に作業すると熱中症のリスクが高まってしまいます。

できれば日が沈んだ夕方ごろに作業を始めるといいと思います。

そうすると今度は虫に刺される危険が出てきてしまうので、夕方に作業するときは虫よけスプレーをかけておきましょう。

おわりに

今回はエアコンの電気代節約のために、室外機の風を上に向けるためのルーバーを製作しました。

段々気温も涼しくなって活動しやすい季節になってきた今の時期が一番DIYに最適です。

「もう夏も終わりだしエアコン使う機会も減るから今やらなくてもいいかな」と思うかもしれませんが、季節の移り変わりは早く、あっという間に次の夏は来てしまいます。

みなさんもこのやり方で安く、簡単にルーバーを作ってみましょう。

この他にも、もう一つ電気代節約のために製作したものがあるのでそれはまた次回ご紹介したいと思います。

 

   《次の記事》

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